2009/10/23

僕の嫌いな音楽評論家・仏教者

音楽と仏教の両方を愛好する僕が以前から感じていることを正直に述べる。

僕の嫌いな音楽評論家は宇野功芳である。

僕の嫌いな仏教者はA・スマナサーラである。

2人の間には共通点があるように思えてならない。
その独善性と排他性である。

僕は、宇野功芳に騙されたことを心から悔やんでいる。
A・スマナサーラには洗脳される前に縁を切った。

音楽評論家として必要な品性というものがある。
仏教者として必要な品性というものがある。
彼らには、それが欠けている。

彼らは正統性を標榜しているが、その実、自らを権威付けるために、ブッダやモーツァルトを利用しているにすぎない。モーツァルトは確かに偉大な音楽家だ、しかし、宇野は駄目な音楽評論家の見本だ。上座部仏教は確かに偉大な仏教だ、しかし、スマナサーラは駄目な仏教者の見本だ。

彼らの言説が人気を呼ぶのは、その断言口調が分かりやすいためであろうが、愚かな大衆というものは、えてして分かりやすい断言口調に騙されやすいものである。そしてその言説に含まれるカルト性に気付きにくいものである。

逆に、僕が尊敬に値すると思う音楽評論家と仏教者の例を挙げてみよう。
音楽評論家では吉田秀和、仏教者ではダライ・ラマが代表格として挙げられよう。2人に共通するのは、心の広い知識人であり、人の心を傷つけないデリカシーを備えているという点である。

皆さん、悪貨が良貨を駆逐しないよう、くれぐれもお気を付けください。

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2009/10/06

パーリ仏典研究の名著が復刊。

『仏のことば註』全4巻とその研究書『仏と聖典の伝承』が復刊するそうだ。

http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=21554

この5冊揃って初めて『スッタニパータ』の本質を理解できるとも言われるほどの名著で、古書店ではものすごい高値が付いていたらしい。

しかし、今回の復刊でも、1冊1万5千円以上もするため、個人では手が出しにくい。

区の図書館で読めればいいが、それが駄目なら大学の図書館という手がある。

だが、僕は現在、母校の図書館を利用できない(金を払っていないから)。まことに残念である。

水野弘元監修の『アビダンマッタサンガハ』は5千円くらいしたが、この手のものはもうちょっと安くならないものかと思う。例えば南伝大蔵経は全巻揃えたいところだが、訳文が古い上に価格が高すぎて僕には到底手が出せない。区の図書館が南伝大蔵経など置いていそうもないし、国立国会図書館は遠くて通うのが面倒だし、今の僕はアカデミズムからはほど遠い環境にいるので、高価な専門書に触れる機会は得難い。

パーリ経典の全部とまでは言わない、主要なものだけでいいから、中公文庫の「大乗仏典」シリーズのようなかたちで広く世に送り出してほしい。春秋社の「原始仏典」シリーズだって、金も時間もない僕のような人間にはまだまだ容易に手を出せる代物ではない。

当面、廉価なアンソロジーや概説書の類で満足するしかないのか。

それよりも、僕は梶原一騎と川崎のぼるの『男の条件』が復刊されなければ、死んでも死に切れない思いである。まだの方はご投票をぜひ。

http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=11674

仏典研究の名著が復刊されて、『男の条件』が復刊されないというのは遺憾である。どちらも伝説的価値を持つことに変わりはない。皆さん、どうか手を差し伸べてください。

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2008/09/29

チベット仏教の秋

今年の秋は、チベット仏教の秋です。

11月は、ダライラマ法王の東京講演。

10~12月は、月に一回、護国寺にて、デプン・ゴマン学堂日本別院(広島)のチベット僧によるご法話など。

こういう催し物には飢えていただけに、今から非常に楽しみです。

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2006/03/25

ひさびさのSTAR WARS ネタ

Ryan vs Dorkman - Google Video

STAR WARS ファンが作ったこの手の映像の中では近年出色のできばえらしいです。

いかに本物っぽく見せるかという点では、振付がものをいうと思うのですが、これにはさすがの私も呆れてしまいました。

より高画質の動画をダウンロードしたい方はこちらから。

ところで STAR WARS といえば、春秋社から『スター・ウォーズで「仏教入門」ですか』という娯楽本(?)が出ています。

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2006/03/06

今年のテーマ

mozart dalailama

自分にとって「今年のテーマ」は何だろう?と考えてみるといろいろありますが、ジャンルを仏教と音楽の二つに絞り、中でも特に大きなものを挙げれば以下の通りです。

チベット仏教(ダライラマ法王14世、来日)
早稲田大学仏教青年会(創立120周年)

モーツァルト(生誕250周年)
武満徹(没後10年)

さぁ、はりきっていこう。

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2005/03/25

日本作曲家選輯 黛敏郎

すでに店頭に並んでいる『日本作曲家選輯 黛敏郎』(NAXOS)のCDを聴いて久々に音楽への興味を新たにさせられた。

曲目は、『シンフォニック・ムード』(1950)(世界初録音)、バレエ音楽『舞楽』(1962)、『曼荼羅交響曲』(1960)、『ルンバ・ラプソディ』(1948)(世界初録音)。

黛敏郎の管弦楽作品の代表作といえば、まずはやはり『涅槃交響曲』が挙げられよう。仏教寺院の梵鐘の響きに霊感を得、その分析の研究成果が現代音楽の管弦楽法として結実している大曲だが、今回のCDに収録されている『曼荼羅交響曲』もまた黛の仏教への傾倒ぶりを窺わせるユニークな作品のひとつであり、「金剛界曼荼羅」と「胎蔵界曼荼羅」の二部構成になっていることから、日本の真言密教を題材にしていることは明らかである。

今回の新録音の指揮とオケは同シリーズで以前に出た『芥川也寸志』の時と同じ湯浅卓雄ニュージーランド交響楽団。これがまたまた素晴らしく、湯浅氏の力量が本物であることはもはや疑いようがない。

芥川也寸志と黛敏郎は、文化人としての政治的ポジションは正反対だったようだが、作曲家としての経歴においては密接な関係を持ち、また腕前も互角だったのではなかろうか。その意味でも前回の芥川と今回の黛は、まことに好対照のディスクである。

そういえば、芥川の『エローラ交響曲』も、黛の『涅槃交響曲』/『曼荼羅交響曲』も、インド建築や仏教美術を通じて感得された「東洋の思想」に傾倒し、内省し抜いた末に生み出された彼らの代表作であるという点において、共通性がある。

ところで先日、アダム・ゴーブ(Adam Gorb)作曲の『ヴァイマール(Weimar)』日本初演を指揮した松下功氏も黛敏郎の門下生だったという。

松下氏は今月13日に自作の交響曲『陀羅尼』を東京芸大にて演奏されたそうだが、漢字文化圏の仏教に作曲の主題を求める方向性は、やはり恩師の精神を継承するというか、黛門下出身の現役作曲家諸氏の間で今日なお共有されているものなのかもしれない。

※この記事の初出はmixi日記です。

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